ペットロス

愛犬が亡くなった日の過ごし方・お別れの仕方

つい最近まで、おじいちゃんになっても元気だった愛犬が亡くなりました。

16歳の大型犬で、最後の数年は老化による病気との戦いでした。

私にとって、15年で3匹目の別れでしたが、今まで以上に辛いものでした。

その理由は、愛犬との関係の深さです。

子供の成長と共に、関係が微妙になる中、愛情一杯、玄関まで出迎えてくれたのは愛犬だけでした。

愛犬に話しかける機会は、家族の中で私が一番多く、精神的にも依存していました。

心が折れ、辛い想いで過ごした最後の日。

あの時、私がどのように過ごしていたのかをまとめました。

死期が近づいて

私は愛犬との別れが迫っていると感じ、心の準備もしていましたが、実際は愛犬を見るたびに気分は動揺し、パニック状態でした。

落ち着くことができず、また、亡くなった後の喪失感が怖くて、思い出になりそうな物(散歩用のリード、シート、布団など)を早々と処分していました。

今思い出すだけでも、当時の私の行動が異様だったことが感じとれます。

しかし、その時私が唯一精神を保てる方法だったのも事実で、じっとすることができませんでした。

 

愛犬は、私が死期を感じてから12時間後(夜中の2時)に亡くなりました。

今まで、ずーと見守っていた私や娘が、ウトウトした30分の間にあの世に旅立っていたのです。

「パッ」と目を覚ますとそこには、顔を私に向けて何かを伝えるように亡くなった愛犬の姿がありました。

急いで愛犬に近づき、体を撫でると最後の温もりが残っていました。

私は「ご苦労さん」「ありがとう」と1時間近く話かけていました。

そして、横に一緒に並び、最後の2ショット写真を撮りました。

がんばって撮った最後の写真は、予想に反して、愛犬が笑って語りかけているような素敵な写真になりビックリ。

この最後の写真が、一番親近感がもてる写真となったのが不思議でした。

一気に片づける

亡くなって2時間ほど経過した4時頃、部屋中の片づけを私は始めました。

「辛いから全部捨てるからな」と愛犬に伝えながら、ゴミ袋にせっせと思い出になりそうなものを放り込みました。

使っていたマットレス、おしっこシート、おやつ、缶詰め、ドックフード、ありとあらゆるものを片づけました。

そして、6時頃、思い出をゴミ捨て場に置いてきました。

火葬の時に、一緒に入れておきたいお菓子だけ残して。

一日でも早く、辛い思い出から、素敵な思い出に変わってほしい、との思いからでした。

「後でゆっくり片づければいのに」という、ご意見があるかもしれません。

しかし、そうするしか心を落ち着かせることができなかったのです。

 家族全員で、お別れ

6時頃、妻と子供が起きてきました。

昨夜まであった布団などが処分されたことに気づくと、愛犬が亡くなったことを理解し、ポツンと置かれた遺体を静かに見つめていました。

家族一人ひとりが静かに話しかけ、お別れのあいさつを済ませました。

重い空気と悲しみが部屋中に充満した時、私は家族に「メッセージカードを作って」と話しました。

子供達は愛犬の横にメッセージカードを置いて、学校に行きました。

私がメッセージカードをお願いした理由は、愛した生き物が亡くなったことを冷静に見つめる力や、感謝の気持ちを表してほしかったからです。

長女の手紙のメッセージから

最後看取ることが出来ずごめんね。

眠気に負けちゃった。

怒ったりしてごめんね

でも、超大好きだよ。・・・

ありがとう。ありがとう。

また会いたいな。

ポコのお化けなら、出てきてもいいよ。

 

長女なりに「もっと何かできたことがあったはず」という想いと、

感謝の想いがいっぱい詰まったメッセージでした。

一気に葬儀を済ませる。

火葬の準備に入りました。

愛犬を庭先に埋めることを検討していましたが、気持ちの整理をつけるために火葬にすることにしました。また、きれいな状態で、お別れを済ませたかったからです。

9時、すぐに地域の火葬場へ連絡すると、「火葬の時間が13時です。遺体をビニールに覆って、遺体を段ボールの中に入れて持ってくるように」と指示されました。

私は10時にホームセンターに行き、段ボールと巨大な袋を購入。

我が家は大型犬だったため、段ボールを2つ繋ぎ合わせて作りました。

作業は大変で、涙が目に入り、なかなか作業が思うようにいきません。

愛犬のための最後の作業。

堪えることができない涙がポロポロ。

好きだったお菓子、お花を沢山いれてお別れの準備ができました。

 

最後に私は愛犬の毛を一部カットして、ビンに入れました。

いれたビンには、愛犬の写真も入れました。

これだけ、唯一の形見として残しました。

話しかける時は、このビンに向かって話しています。(笑)

時期がきたら、土に埋めたいと思っていますが、まだできていません。

↓ 完成した、お手製の棺桶。

カラーのガムテープで名前入りにしました。

 火葬場へ

12時すぎ、火葬場に行く前に愛犬の様子をLINEで子供達に知らせました。

最後のシーンの画像を送り、これから火葬場へ向かうことを子供たちに連絡。

言葉少ない返事が返ってきました。

「ありがとう」

「お願い」

短い言葉で返信がありましたが、きっと精一杯の返事だと感じました。

 

火葬場へ向かう途中、妻と2人でいつもの散歩コースをぐるぐる回りました。

到着すると、係の方が来て、あいさつ。

遺体の前に祭壇が置かれました。

線香をあげて最後のお別れ。

「もうよろしいですか」といわれ

強気で、「はい、お願いします」と。

そのまま、愛犬は扉の奥へ。

このとき、愛犬が私の手から離れ、この世での関係が終わったことを改めて感じました。

 

別室で、費用等の清算を済ませました。

火葬の費用は7000円、所要時間は30分。

コースも様々ありましたが、私は遺骨をもらわない「共同の永代供養」でお願いしました。

いつか、「お参り」に行こう、と妻と約束し火葬場を後にしました。

 

火葬場を後にするも、真っ直ぐ帰宅することが出来ず、妻と2人でファミレスへ。

2時間程思い出を語り帰宅すると、いつもは遅い次女が先に帰宅していました。

誰もいない家、寂しい想いをさせてしまいました。

 家族で思い出を語る

20時頃、家族全員でレストランへ行きました。

ここ数か月、犬の介護で外食ができなかったので新鮮な気持ちでした。

寂しさ半分、外食をしながら家族で愛犬の事を語れるのに感謝。

愛犬のことばかりでなく、学校のことなども話題にしました。

みんな、ちょっと頑張って笑顔で会話。

スマホで合成写真等を作って楽しんだりしました。

自宅に戻ると、家族で夜の散歩に行きました。

ここ最近、散歩ができなかった愛犬の代わりに、家族で散歩。

目はウルウルさせながら、一緒に散歩をしている愛犬の姿を想像しながら楽しく散歩しました。

きっと昔のように飛び跳ねながら散歩しているのだろうと想像しながら・・・・・・。

 

前日殆ど寝ていなかったので、意外と早く私は寝ることができました。

横にきっといるのだろうと思うとすぐに寝入ることができました。

介護を振り返って

亡くなる前の数か月間、すべて愛犬のために仕事や遊びを調整する日々でした。

仕事のシフトも無理を言って、早めに帰宅したりと工夫しました。

愛犬が亡くなることを感じ取っていた私は、「子供達に怒らないでね」。

「介護でちょっと大変かもしれないけれど、も今しかできないから」と言い聞かせていましたが、時折、犬の介護中心の生活に不満を漏らすこともありました。

(留守番を担当すると、トイレ介助等で大変なため)

子供達は、小康状態の愛犬の様子を見ると、文句も言いたくなったのかもしれません。

けれど、最後の数週間は、さすがに別れを感じたのか、よく面倒をみてくれました。

「後悔はないか」と聞かれれば、たくさんあります。

死ぬ直前、看取ることができなかったのもその一つです。

しかし、これも必然だったと思い、受け止めています。

 

今、辛い介護で大変な方もいるかもしれません。

仕事や家庭環境で、できることに限界を感じているかもしれません。

しかし、できる範囲で十分だと思います。

後悔のないように最後まで接してあげてください。

素敵な最後を一緒に過ごせることを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事

  1. ペットロスを乗り越え、素敵な思い出に変える方法
  2. 愛犬が旅立ち、ペットロスに立ち向かう変化を綴った3か月間の記録
  3. 後悔なく愛犬を見送るためにしておきたいこと

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

PAGE TOP